グリーンインフラレンディングの不適切運用問題。
グリフラ新規投資家募集停止、新規ファンド募集停止が発表されました。
しかし肝心の情報はマネオマーケットからもグリフラからも
なかなか出てこない・・・
新聞やメディア報道がまず出て
後追いで当事者がコメントする流れとなっています。
そんな中、グリフラサイトで今回の騒動のQ&Aが公開されました。
よほど問い合わせが多いのでしょうか。
・証券取引等監視委員会の調査が入っているのか?
・既存ファンドの運用状況は?
・不適切運用の不適切とは何なのか?
投資家の知りたい質問がたくさんあります
しかし肝心のQ&AのA「答え」は?
既存投資家・既存ファンドに対する「Q」について
唯一出した「NO」の中身とは?
外貨建てファンドでソーシャルレンディングが新たな魅力が
出てきたと思った矢先に・・・
ソーシャルレンディングでは
担保余力が手厚いOwnersBook
東証1部SBIグループのSBIソーシャルレンディング
行政処分から復活を果たしたクラウドバンク
海外しかもマイナー国家に特化した【クラウドクレジット】
担保余力120%以上、不動産担保付きで10%利回りを募集中のLENDEX
などあります
マネオとグリフラ対立?
130億円の運用中残高の行方は?
グリーンインフラレンディングQ&A公開
グリーンインフラレンディングの不適切について
公式サイトで、投資家が思っている疑問をまとめたQ&Aを公開しました
上記の「よくある質問」ページをみると
横3つに
「よくある質問」
「年間取引報告書」
の右側にある「ファンド募集停止について」です
Q&A、「Q」の内容とは?
投資家の疑問を上げ、それに対する見解を発表しています
よほど質問が多いのか、行政からの指導なのか・・・
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募集停止になったが、募集再開いつになるのでしょうか。
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新規募集案件が無いので、預かり口座の資金を引き出したい
-
運用中のファンドの状況を知りたい、今後も返済・分配が継続できるのかを知りたい。
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運用中のファンドを途中解約できますか。
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maneoマーケットが公表した理由でファンド募集の全体を止める必要があるのか。募集を再開して欲しい
-
運用中のファンドの回収を急いで欲しい。
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新規での入金は受けるのでしょうか。
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募集内容と異なる資金の使用が一部にあったことについて、どう捉えているのか。
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証券取引等監視委員会がmaneoマーケット及びグリーンインフラレンディングを調査しているのですか?
本記事公開地点で上記9つの質問事項に対しコメントを出しています
そして「YES」「NO」で答えているのが
赤字で書いた「2」「4」「7」の項目になります
ほかは・・・・
1つずつ内容とその所感をつづっていきます
1:グリフラ新規ファンド募集時期は?
グリフラ不適切運用問題が公になり
募集再開した初のファンド、記念すべき200億円突破ファンドは「キャンセル」扱いとなり、2018年6月上旬から新規ファンドの募集を停止しています。
募集再開は未定とコメントしています。
「未定」ということは「募集再開」も視野に対応中ということでしょうか。
再開できたとしてもクラウドバンクの例などから考えると
早くて数か月はかかりそうですね
2:預かり残高の払い戻しについて
このQに対してははっきりとした回答をしています
新規ファンドの有無にかかわらずできる
ただし出金申請が必要で、銀行や支店により振込手数料がかかる
とのことです。
しばらくは新規ファンド募集が難しそうなので
自動的に銀行口座に、
今回はグリフラやマネオマーケットが理由なので
手数料無料で引き出せてもよさそうですが・・・
コスト面と全額引き出されると困ったことがおきてしまうのでしょうか
3:運用中ファンドの状況は?
みんなのクレジットの遅延時の未償還金額は30億円
この額もすごい額ですが
グリーンインフラレンディングの額は
その4倍強の130億円
投資家にとって一番きになるところです。
全額早期償還でリセットすれば
投資家にとっては安心ですが
130億円を自己資金やその他から調達する必要があります。
借り換えファンド設定を想定して
ファンド期間を短めにとっていたものもあると思うので
遅延(契約延長)の可能性も・・・です
この答として「未定」
うーーーん、
4:途中解約できるか
グリフラ問題は収束どころか
新情報がどんどん出てくる状況に。
ならば、「解約」したい
こう思う投資家も少なくないのではないでしょうか
答えは「途中解約はできない」
今回のQ&Aの中で唯一「NO」とはっきりコメントしています
グリーンインフラレンディングにかかわらず
ソーシャルレンディングでは「投資家都合での解約NG」が多くの会社ファンドで
とられています
目的が達成されて
融資先が早く返済したい「早期償還」はOKですが
早期返済はあくまで融資先の判断ですることで
投資家は選べません。
また融資先は「契約延長」投資家からみると「遅延」の選択肢も。
(遅延損害金が必要ですが)
これも投資家がNOとも言えません
早期償還や契約延長オプションが融資先についているからこそ
この10%超える金利でかりるメリットがあるとも言えますが・・・
(以下Q&Aは次回に続く)
まとめ
グリーンインフラレンディングのQ&Aのほとんどの答えは
「現地点ではお答えできない」とのこと。
はっきりとNoと答えたのは
運用中ファンドのキャンセルができないということくらいです
この発表はグリーンインフラレンディングのHPに
「マネオマーケット」が作ったものです
グリーンインフラレンディング親会社JCサービスは
マネオマーケットに対して不快感を示しており
なかなか意見がまとまらないからかもしれません
最近ソーシャルレンディングはマイナスニュースばかりですが
逆にマネオ系やラッキーバンクなどから資金を集め
今まで以上に資金を調達している会社もあります
例えば
担保余力が手厚いOwnersBook
早期償還で10%以上、余力20%以上などで現在でも即完売状態
また東証1部SBIグループSBIソーシャルレンディング
グリフラ不適切運用後、億単位の新規ファンドも募集開始1分もたたず
即完売。以前のラッキーバンクのようなクリック合戦でした
SBIの場合、徐々に人気が出てきた形で
利回りは6~7%程度とソーシャルレンディングの中では中程度ですが
SBI、東証1部、実績、他社不祥事などで人気に拍車がかかってきています
行政処分から復活を果たしたクラウドバンク
2回も行政処分をうけながら、復活を果たしました
証券会社がバックにつき1種免許をもっているのも強みといえます
外貨建て商品を償還時円にかえず
外貨のままストック再投資できる新サービスも開始予定と
さらに広がりそうです
そして
海外しかもマイナー国家に特化した【クラウドクレジット】
ジョージア、トルコ、ロシアなどマイナーな国が多く
1万えんからできるのも嬉しいところ
担保余力120%以上、不動産担保付きで10%利回りを募集中のLENDEX
民泊業者が中心です
ファンド投資家向けにファンド資金で事業がどの程度進んでいるか
投資家向けレポートをメールで定期的に配信しています
進捗状況を定期的に発信している珍しい会社です
査定も「東急リバブル」と具体的にあげ
どのような査定か、が分かる形になっています
いろいろ選択肢も増え、利回りもアップしているようにも感じます