クラウドバンクCrowd Bank証券取引等監視委員会から2回目の行政処分勧告内容は2つ。元本割れリスク回避も怪しいお金の流れ。大前和徳社長交代で評価評判は変わるか?

SPONSORED LINK

証券取引等監視委員会融資型クラウドファンディングの1つ

日本クラウド証券が運営するソーシャルレンディング・クラウドバンクCrowd bankが

2017年6月2日金曜日付けで証券取引等監視委員会より行政処分勧告が出されました。

 

f:id:sakura117117:20170608061817j:plain

行政処分勧告の内容は大きく2つ。その内容とは?

今回は2015年6月26日にも証券取引等監視委員会から出されているので2回目

(1回目の行政処分内容は改善済みとのこと)

 

平成29年6月の行政処分勧告を見ていきます

 

 クラウドバンクへの2017年6月証券取引等監視委員会の行政処分勧告内容とは!?

 

ソーシャルレンディング・クラウドバンクCrowd bankへの

2回目の行政処分勧告が2017年6月2日に出されましたが大きく分けて2つの問題点を

証券取引等監視委員会が指摘しています

 

融資型クラウドファンディング・クラウドバンクに出された

2つの行政処分勧告内容を説明していきます

 

 

当社に対する検査結果に基づく勧告について | Crowd Bank[クラウドバンク]

日本クラウド証券株式会社に対する検査結果に基づく勧告について:証券取引等監視委員会

 

 

1:「シニアローン」「メザニンローン」「エクイティ」

クラウドバンクCrowd Bankが2017年6月2日に受けた行政処分勧告内容の1つ目は

 

ア 不動産開発事業に対して融資を行う広告

 

です。

 

このクラウドバンクが募集するファンドの広告内容に不適切な部分があったと

指摘しています

 

証券取引等監視委員会の行政処分勧告ページには非常に詳しく書かれていますが

内容が難しい、しかも専門用語がずらり

 

キーワードとなってくるのが

 

「シニアローン」

「メザニンローン」

「エクイティ」

 

全額「メザニンローン」で募集する旨を記載しながら

実際は「メザニンローン」のほか「エクイティ」にもファンド資金が使われ

 

エクイティでリスク軽減を図っているはずが

ファンド資金以外のエクイティが55万円しかなくきわめてリスクが高かった

 

といった内容です

 

う~~~ん

 

「シニアローン」

「メザニンローン」

「エクイティ」

 

この3つの意味と位置関係・リスクリターンを見ていかないと

よくわかりませんね

 

この3つの違い・意味を分かりやすく解説しているホームページがあります

不動産特化型クラウドファンディングサービス【OwnersBook】 の公式サイトの一部です。

 

メザニンローンとは | ソーシャルレンディング・クラウドファンディングで不動産投資 OwnersBook

 

OwnersBook  は1万円から投資できるソーシャルレンディング会社で

不動産担保も手厚いことから年利5%程度と

融資型クラウドファンディングの中では低利回りながら

人気を集めています

 

「シニアローン」とは?

まずはシニアローン。今回のメザニンローンやエクイティよりも

返済順位が高く、銀行融資部分を指します

 

「エクイティ」とは?

次に「エクイティ」。これは返済義務のない株式などと同様の自己資本を指します

3つの中で唯一「融資」ではなく「投資」になります

 

返済順位は一番低く、返済が滞った場合、元本割れを起こすリスクが一番高いといえます

 

 

 

「メザニンローン」とは?

メザニンローンは「融資」ですが

銀行融資のシニアローンより返済順位は低い立ち位置になります

 

銀行のシニアローンや自己資本のエクイティで賄いきれない資金ニーズのファンドが

ソーシャルレンディングの位置づけとも言えます

 

3つの位置関係

 

<安全性>

シニアローン(融資)>>メザニンローン(融資)>>エクイティ(投資)

 

<リターン可能性>

エクイティ(投資)>>メザニンローン(融資)>>シニアローン(融資)

 

となります。

 

メザニンローンを扱うソーシャルレンディングは

ミドルリスクミドルリターンの金融商品と言えます

 

メザニンローンのつもりがエクイティに!?

クラウドバンクの行政処分勧告の内容に話を戻します

 

証券取引等監視委員会の勧告内容を見てみます

 

詳細は上記リンク先を参照ください

 

「SPC(特別目的会社)のメザニンとして6億円の融資を実行します」と表示

 

メザニンローンとして銀行融資シニアローンで足りないところの融資が

 

クラウドバンクの該当ファンドであるという説明です

 

しかし、実際には、CB匿名組合の融資先は、不動産取得SPCではなく

不動産開発事業に投資を行う「甲事業会社」となっており、

甲事業会社は、CB匿名組合から融資を受けた金銭の中から、

不動産取得SPCにメザニンローンとして4億6000万円を融資するとともに、

不動産取得SPCを営業者とする匿名組合に対して、1億7950万円を出資(以下「本匿名組合出資」という。)していた。

 

メザニンローンと思って投資したものが

融資ではなく投資のエクイティの一部として運用されていたことになります

 

6億3950万円のうち約28%に当たる1億7950万円を

融資ではなく投資使いの「エクイティ」

 

 

CB匿名組合の融資したメザニンローンは、あたかもCB匿名組合とは別の出資者(事業者)の「エクイティ」によって毀損しない旨の表示をしている。
 しかし、実際には、本匿名組合出資を除くと、

不動産取得SPCの「エクイティ」に相当するものは

55万円しかない状況であった。

 

6億3950万円のファンド資金のほかが55万円

万一返済が滞り、担保売却の場合0.1%でも担保価値が下落したら

元本割れの危険性も。

 

担保余力が少ないといえばラッキーバンクも担保余力が数パーセント。

OwnersBook  など同業他社が担保余力10~20%とっていて下落リスクを低減しているのに対し、同じ不動産担保でもずいぶん違います

 

ラッキーバンクは、とはいえ最近は募集即満額成立が続いています

担保余力が非常に低いのに投資資金が集まる理由

 

利回りの高さ

 

に尽きるかと思います

加えて出金手数料無料、全案件不動産担保、利回りが2案件とも同じでわかりやすい

などもラッキーバンクの人気の秘密かもしれません

 

 

さて今回行政処分勧告を受けたクラウドバンク案件の利回りは6%台。

 

担保余力1%未満

 

メザニンローン(融資)だけでなく、リスクのより高いエクイティ(投資)部分にも

ファンド資金を使っていた

 

ラッキーバンクが担保余力少ないながら8~10%の利回りなのに対し

リスクにあったリターンではない気もします

 

クラウドバンクの対応と今後

クラウドバンクも同日コメントを発表しました

平成29年1月27日にWeb上の表記を修正しており、

行為アに関連する全てのファンドの投資金は、

同年2月21日付で投資者に全額償還済となっております。

 

また、平成28年11月より、当社の広告作成責任者および広告審査責任者が、

ファンド営業者の融資審査に同席すること等により、

当社がスキームの事実関係をより正確に把握し、

ファンド募集時の説明に誤りが生じない態勢に改善しております。

 

つまりエクイティという違った形で資金を使っていたが

現在は全額償還済み、以降同様なことがおきないように対応しています

 

とのこと。

担保はあくまで返済できなくなった時の保険のようなもの。

 

とはいえ、結果的に元本棄損なく終わりましたが

一歩間違えば・・・・とも思います

 

ソーシャルレンディングは元本保証商品ではないので

元本割れの起こる可能性はあります

 

しかし、リスクを提示していなかったことは問題です

 

まとめ

もう1つの指摘内容はまた追って取り上げます

 

みんなのクレジットや1回目のクラウドバンクの行政処分では

処分内容を改善中で勧告内容に対し運営会社はコメントしていました

 

 

今回は、指摘内容は改善済み

投資家の元本棄損などもなく、結果的には往来とも言えます

 

また大前前社長のころの話で新体制にもなって

一応の対策はできているようにも思います

 

みんなのクレジットや1回目のクラウドバンクの行政処分よりも

軽い気もしますがどうなるのでしょうか

 

 

2017年6月2日金曜日に行政処分勧告が出たので

2017年6月8日木曜、9日金曜日あたりに行政処分がでるか。

 

クラウドバンクは1万円以上1000円単位で投資でき

比較的短期案件が多いなど投資しやすい面もあるので

残念ですが今後に期待したいです